今話題のChatGPTで遊んでみた
はい、ということでようやく重い腰を上げてブログでも書いてみようかと思います。笑
株式会社ヒラマ写真製版・代表取締役の石川直哉です。
今回は今話題のChatGPTで色々遊んでみた感想から、今後ますます活用が期待されているこのAIなるものとどのように付き合っていくべきなのか、AIの出現によって本当に人は仕事を奪われてしまうのか!みたいなことを私、石川の考察を交えながら偉そうに綴ってみようかと思います。
今更解説するまでもありませんが、
ChatGPTとは、オープンソースの人工知能技術を用いて開発された大規模な自然言語処理モデルです。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略称であり、言語モデルの一種です。ChatGPTは、数百億もの単語データを学習し、人間と同様に自然な対話を行うことができます。具体的には、ユーザーが与えた文章に対して、自然な言葉遣いで応答することができます。ChatGPTは、人工知能の分野で最も注目されている技術の一つであり、多くの企業や研究者によって活用されています。例えば、顧客対応の自動化や、チャットボットの開発など、様々な分野で応用されています。ChatGPTの使用方法は、一般的にはAPIを通じて提供されます。ユーザーは、APIにテキストデータを送信し、ChatGPTからの応答を取得することができます。また、ChatGPTの学習済みモデルをダウンロードして自分のプロジェクトで使用することもできます。最近は、ChatGPTをさらに進化させたGPT-3が登場し、注目を集めています。GPT-3はChatGPTよりもさらに大規模なデータを学習し、より自然な応答が可能になりました。
…だそうです。笑
お察しの通り、この回答もChatGPTがものの数秒で答えてくれました。ちなみに質問はこうです。
「ChatGPTとは何ですか?初心者でも分かりやすい解説をお願いします。」
初心者にAPIって分かりやすいんでしょうか。ここは深掘りですね。
「APIって何ですか?」
APIとは、「Application Programming Interface」の略で、プログラムやアプリケーションを開発するために提供される、外部のソフトウェアとのインターフェースを指します。つまり、APIは、開発者が別のソフトウェアやWebサービスを呼び出し、その機能を利用するための仕組みです。APIを使うことで、開発者は他のソフトウェアやサービスの機能を自分のアプリケーションに組み込むことができます。APIは、通常、プログラミング言語で書かれた関数やライブラリ、データベースやウェブサービスなどの形で提供されます。また、APIは、リクエストとレスポンスを交換することで、プログラム間でデータをやりとりすることができます。APIは、Webサービスやモバイルアプリの開発に特に有用です。たとえば、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのAPIを使うことで、自分のアプリケーションからこれらのサービスに投稿することができます。また、Google MapsなどのAPIを使って、Webサイトやアプリケーションに地図を表示することもできます。APIは、開発者がより高度な機能を実現し、より効率的に開発するための強力なツールです。
ふ〜ん、むしろさらに難しくなりましたね。もうやめときましょう。
こんな感じで自然言語を理解しながらあたかも人間と会話するかのごとく、ナチュラルな回答を返してくれるという(今のところ)AIチャットボットの一種と言えるかと思います。確かに日本語もとても自然で、これまでAIチャットボットの無能ぶりに辟易としていた僕としてはようやく使い物になりそうな手応え。
ChatGPTがもたらす未来
このChatGPTの登場にいち早く反応したのが米マイクロソフト社で、早速同社の検索エンジン「Bing」に当時ChatGPTの開発元である OpenAIのリリース版よりもさらに新しいGPT3.5を搭載した「新しいBing」を発表したことで話題となりました。発表初日にはアーリーアダプター100万人以上がリクエストを送って待ち行列を作るなど、ちょっとしたお祭り騒ぎ状態。また、検索最王手のGoogleでさえも非常事態宣言にあたる「Code Red」を宣言したとか何とかで盛り上がりましたね。
そんなこんなでまさに彗星のごとく現れて世の中の関心を集めているこのChatGPTですが、このようなAIを活用したサービスは今後ますます様々な場面で活躍することになると思います。ChatGPTの登場によって「今後なくなる仕事」の話題が再燃しそうですね。これも諸悪の根源であるChatGPTに聞いてみましょう。
「AIに置き換わっていく仕事はどのようなものがありますか?」
①ルーチンワーク:データ入力やファイリング、請求書処理などの単純で繰り返しの作業は、AIによって自動化されることがあります。
②製造業:自動車製造や電子部品製造などの工場作業は、ロボットや自動化されたシステムによって自動化されることがあります。
③農業:農作業における収穫や種まきなどの作業は、ドローンやロボットによって自動化されることがあります。
④ロジスティクス:倉庫での荷物の仕分けや配送の仕事は、自動化されたロボットやシステムによって置き換えられることがあります。
⑤銀行業務:ATMやオンラインバンキングが一般化することで、人間の窓口業務が減少することがあります。
⑥コールセンター:顧客対応や問い合わせ対応が自動化され、AIによる自動応答システムが一般化することがあります。
⑦法律業務:契約書のレビューや法的文書の分析など、定型的な業務は、AIによって自動化されることがあります。
ま、そうなりますわな。
いわゆる「作業」中心のルーティーンワークは確かにAIが担った方が精度も高く、延々やり続けられるのでサービスを受ける側のメリットも大きそうです。
今後AIとどう付き合っていくべきか
ChatGPTの登場によってこれまでなんとな〜く「AIって便利らしいけどピンとこないし実生活でメリットを享受できるのはまだまだ先かな」と思っていた方たちがこぞって「おぉ〜〜!!AIスゲーな!!」って手軽に体感することが出来たという意味で、ChatGPTの登場はターニングポイントであることは間違いないでしょう。AIによって奪われる仕事ど真ん中に従事している方の中には、真剣に転職を考え始めたという方も少なくないかもしれません。
しかしこのChatGPTにも大きな弱点があります。それは
「正しさは保障していない」
という点です。
ChatGPTが導き出す回答は、あくまでもインターネットを中心とした膨大な集合知の中から最大公約数的な「もっともらしいこと」を返してくれているにすぎず、その回答を「正しい情報として採用するかどうかは、人間が判断する必要がある」ということです。ここに、人間がこれからこの素晴らしい英知をどのように活用していくべきかのヒントが隠されている気がします。つまり「情報」や「知っているということ」自体にもはや価値はなく、それが「正しいか正しくないかを判断できる」「経験・体験として知っている」ことがますます価値になっていく、そんな世の中がやってくる、いや、実はもうとっくになり始めているんだと思います。
AIの出現に戦々恐々とする日々を送るのではなく、AIの導き出す回答が正しいか否かを判断するための経験を積極的に獲得しにいく。コロナ禍で制限されていた人としての本来の活動を取り戻しつつある昨今、人間らしい生き方を取り戻す活動が実はAIと共存していく世界で、自分自身の価値を高め、あり方を決定づける。
そんなスタートラインに立っているような気がします。
この期に及んで「え?ChatGPTって何なに??」な方はこちらからどうぞ。
おめでとうございます!これであなたも今日から世界最先端。
https://openai.com/blog/chatgpt