ブログ担当 デザイナー吉原
近ごろのヘビロテ盤- vol.10
『Will Of The People』MUSE
こんにちは。
音楽大好きデザイナーの吉原です。
『近ごろのヘビロテ盤』第10回目はMUSEの『Will Of The People』です。
最近は感性が鈍っているせいかあまりヘビロテ盤認定するような音楽に出会っていなかったのですが実家のような安心感のあるこの1枚を気付けば結構聴いていたのでヘビロテ盤認定したいと思います。
このバンドと僕との出会いは高校2年生の時に遡ります。
高校2年生にして既に捻くれまくっていた僕はクラスメートがELLEGARDENなどの英語で歌う日本人バンド夢中になってる最中、国内の音楽なんか聞いてられるか!と少ないお小遣いをはたいてほぼほぼジャケ買いで欧米の音楽をディグしていたのでした。
今でこそSpotifyやYouTubeで気になった音楽を気軽に聞けますが、当時は音楽雑誌のレビューやCDショップの試聴機くらいしかなかったので当時の自分が3,000円くらいするアルバムを1枚買うのはかなりのギャンブルでしたね。
最初に購入したのは彼らの4枚目のアルバム『Black Holes & Revelations』。
ゴリゴリのハードロックが好きだった僕はあまりにかけ離れたサウンドとボーカルに変な汗が出たことを覚えています。
それでもハズレを引いてしまったと思いたくない僕は何度も聴いて気がつけば良さがわかるようになっていました。
それからは彼らの過去作を全て買い集め新作ももれなく全部聴いていてライブにも2回行きました。
当時ほどの熱量は今はありませんが自分にとってはとても思い入れのあるバンドです。
相変わらずの仰々しさと強まるヘヴィメタ色
もう1曲目の『Will Of The People』からMUSE節前回です。
♪ウェアザピ〜ポ〜、ウェアザピ〜ポ〜、ウェアザ!ウェアザ!♪
♪ウェアザピ〜ポ〜、ウェアザピ〜ポ〜、ウェアザ!ウェアザ!♪
ていう妙なコーラスから始まるのですがダサい笑
ダサさに唸らせられる!
そうMUSEのアイデンティティはこの「ダサかっこよさ」なのです。
ボーカルのMatthew Bellamy氏は歌もうまいしギターのテクニックもかなりのものなのですが、作る曲全てが仰々しくなってしまう呪いにかかっているのです。
そしてなんとMatthew Bellamy氏の息子さんが最近ヘヴィメタルにハマっているそうでその影響をモロに受けてしまった今作は
「ダサカッコよさ」 × 「ヘヴィメタ」
という禁断の掛け算の結果キャリア最高のダサさを放ってしまっています。
ちなみに音楽評価メディアPitchforkが今作につけた点数は10点満点中3.7点です。
ヘビロテ盤のヘビロテ曲“Kill Or Be Killed”
ここまできたらもう最高にダサい一曲をば!
アルバム随一のヘヴィメタ色の濃い一曲となります。
ここまでダサいダサいと連呼してきましたが普通にいい曲もたくさんあるので是非聴いてみてください。
個人的おすすめアルバムは4枚目のアルバム『Black Holes & Revelations』と6枚目のアルバム『The 2nd Law』です。
それではまた次回!