ブログ担当 伊東
Favorite-恐怖!戦慄のセミ編-
残暑の風物詩その名もセミファイナル
※危険[WARNING]今回のブログには昆虫食についてやゾンビ化などの記述がございます、昆虫食文化、欠損表現に苦手意識のある方は閲覧非推奨です※
ナウシカの映画を観た後に漫画版を小学生時代に読んで精神が崩壊しかけた伊東です。
今回お話させていただく生き物は「セミ」、私はとあるアニメの影響でひぐらしの鳴き声が好きです。外見ではミンミンゼミが好きです、模様が好きです。
お盆が終わり、そろそろ死んだのか定かでないセミが地面に打ちひしがれる頃ですね、セミファイナルがあちこちで観測されています、死んでると思ったら生きていた、映画や漫画では賛否あれど盛り上がる展開ですが、セミの場合はそうはいかない、見分け方は死後硬直で合掌しているか否かですが、凝視している間に動き出したらパニックですよね、私も幼き日にセミファイナルに遭遇した時はぎゃーぎゃーわめいておりました。今でも屍骸(推定)は怖いです、でも考えてみてもください、ただ生にしがみついているだけなのに、怖がられ恐れられ蝉爆弾だのセミファイナルだの蔑まれるセミたちの気持ちを、人間で例えれば力なく突っ伏していた人が急に雄叫びを上げて起き上がって暴れるということです、怖い!やっぱり大人しく地面で虫の息になっていてほしいです。
恐怖の根源
なぜ、セミファイナルが恐ろしいのか考えてみましたが、虫の羽音や手足に何かが這っているときの寒気や恐怖感は毒虫に対する防衛本能なので、セミファイナルもそれに近しいのではないかと思います。この虫は刺す虫である、この虫は刺す上に毒を持っている、刺さないけどこいつは顎で噛む、噛まれたら蜘蛛男になっていた、甲虫の関節は危険である、黒光りして素早い物体が怖い、朝起きたら芋虫が枕元で死んでいた(実話)・・・など、様々な経験をしてそれが遺伝子レベルで記憶にあるのだと思います、セミの場合は口が針のようになっているので刺されたら痛いなどの記憶があるのかもしれません。
因みにセミはカメムシの仲間です、カメムシの仲間は殆どが草食ですが一部肉食のものもいます、サシガメという虫は人間の血を吸う種類がいて、蚊のように感染症を媒介する恐れがあります、しかも刺されたら激痛だそうです。刺されたらとても痛い上に病気になってしまう可能性があるなんて、とんでもないですね気をつけましょう。
セミの種類
世界的に見るとセミは1600種類いるとか
日本にはそのうちの30種類ほどがいるらしいです結構多いですね
こちらのサイトでより詳しく紹介されています、画像はこちらを参照してください。
セミ図鑑
最も知名度が高いアブラゼミ、目にするのも耳にするのも一番機会が多いセミです、そしてセミファイナルの目撃事例が一倍多いのも彼ら。
その次はミンミンゼミでしょうか、透明な羽に緑色の模様、推し虫の一種です。
もうすぐ夏も終わりカナカナ そろそろ秋カナカナと遊ばれるヒグラシ、しかし彼らは割と夏序盤にも出現します、暗い雑木林などを好む傾向にあります、この子たちの声聞きたさに暗い森に行くぐらい私は好きです。
ワシワシワシと明確に聞き取れた覚えのないクマゼミ、名前が強そうですね。西日本ではメジャーな種類。
ツクツクボウシの声がするといよいよ秋目前という感じがします、前半のツクツクボーッからの後半のウィーヨンッという鳴き声がクセになります。
エゾゼミは見た目でお気づきの方や既知の方ももいるでしょう、そうあのポケットの中はいつだってファンタジーな作品に出てくるあのモンスターのモデルです、かっこいいです。
他にも地域限定のセミなんかもいて姿や鳴き声を確認したくなりますね。
抜け殻のおもひで
人を恐怖の底に落とすセミたちですが、彼らの抜け殻が私は結構好きです。
小学生になるより昔のことでした、その日は家の引っ越しの日で夏も今より涼しく、外でぼんやり引っ越し業者の人の作業を眺めていると女性の作業員の方が私に何やら話しかけてきてセミの抜け殻をくれました、私が極度の虫嫌いであれば、恐怖したかもしれません、しかし私はちょうどその頃はナウシカにどハマりしていて、ダンゴムシを王蟲と呼んだり、(虫)笛を振り回したり、「腐ってやがる、早過ぎたんだ」とクロトワごっこをしておりましたので、恐怖はなく喜んでいました。セミの目の部分の透明なレンズが王蟲のレンズみたいで綺麗だなと、後生大事にしようとしましたが、何処かに無くしてしまいました不甲斐ない。野山に混じりて探したいです。
羽化とセミの味
一度セミの羽化を直に見たことがあります、綺麗な緑色で神秘的ですよね。
しかし羽化は虫たちにとって命懸けです、羽化したては柔らかくて下手にさわれば乾燥した時に歪んでしまうため触れてはいけません。羽化に失敗した虫たちの末路は中々キツイです、セミの場合は成虫になった後より地中で暮らしている期間の方が遥かに長く、何年もかけてようやく外に出たのに羽化に失敗してしまったなんて死にきれないですね、だけどそのまま最期は蟻に群がれ食べられてしまう、自然は厳しいのです。
※昆虫食の話題につき注意※
セミってピーナッツみたいな香ばしい味がするそうですよ美味だとか、樹液を飲んでいるからでしょうか?ビワハゴロモという虫も甘い果樹の樹液を吸っているせいで味は甘いらしいですし、食糧難になったらちょっとでも美味しい虫を食べたいですね、今のところ昆虫食に対する覚悟はありませんが考えてみると甲殻類のエビとかカニとかって節足動物ですし実質虫では?(・・・?)と考えれば食べられるかもしれません、今時ですと食べる用のカブトムシなんかもいるらしいですが、彼らは幼虫の頃は腐葉土を食べているということもあって土のような香りがするそうです、愛食されてる方もいるそうなので奥が深いですね、日本だと昔から蜂の子やイナゴの佃煮なんかもありますね、世界的に見ると素揚げにして食べる国が多い傾向にあるような気がします、カリカリにすれば結構いけるのかもしれません、某ネズミのスタジオ作品でもミーアキャットとイボイノシシがライオンに昆虫食を進めていましたね、あのアニメーションだと虫がすごくクリーミーに見えて食べられそうな気がしますね、怖いけど。
リビングデッド
※ゾンビっぽいお話になるので注意
セミがゾンビのようになってしまうゾンビ菌なんてものが一時期話題になりましたね、お腹の欠落し代わりに胞子に置き換わった状態のセミが飛び回り、生殖器官が欠落していてもオスメス問わず交尾をしようと菌がセミを操ります、すると胞子がセミに感染します。そうして菌を拡散していく寸法なのです、人間で考えたら恐ろしい代物、人間特化のゾンビ菌が居なくてよかったと思えます。でもこの菌、セミの体内限定に生存できるように極端に進化してしまったので絶滅の危機にあるとか、偏った進化が何を招くのかという好例ですね、人類も見習わなくてはいけないですね。
いつゾンビ菌やウイルスが誕生してもいいように今から射撃の訓練と火炎放射器を放射する時の掛け声の練習をしたいですね
終わりにセミの顔面を
蝉の顔面は宇宙人みたいですね。(V)o¥o(V) 「フォッフォッフォッ」
夏の終わりも見え始め、セミが転がり風化して、次第に秋の虫たちの季節がやってきます、鳴き声を聞くのが今から待ち遠しいです、鳴く虫じゃないのにベンジョコオロギ呼ばわりされているカマドウマさんは怖いですね、でも例の黒光りする虫を生きてようと死んでようと食べるそうですし、害もないそうなので優しく接していけたらいいなと思います。外見は不快だけど人間や作物に直接的な害がない虫を不快害虫と言います、ストレートな悪口ですね、蜘蛛やゲジは益虫なので家屋で見かけた際は可能であれば逃すかそっとしてあげて下さい。今回のブログはここまでです、ありがとうございました。