給付金・補助金・助成金って何が違うの?
なんでもやる系イエスマンデザイナーの吉原です。
僕は本業はもちろんデザイナーなのですが、昨年弊社の『小規模事業者持続化補助金』の申請を任されまして、ややこしい言い回しの分厚い書類に目を通し、慣れない作文に頭を悩ませ四苦八苦しながらもなんとか採択された実績があります。
もう2度とやりたくない手続きではありましたが、かなりの苦労があったゆえこのまま記憶を風化させてしまうのももったいないと思いましたので、自分の記憶を整理し上書きされることを期待をして少しまとめてみたいと思います。
さて、昨年弊社で申請しめでたく採択されたのは『小規模事業者持続化補助金』なのですが、昨年4月に国民1人あたり10万円ずつ支給されたのは『特別定額給付金』です。(10万円を何に使ったか思い出すのに10分弱かかりました笑…多分いろいろなお金とごちゃ混ぜになって車のローンの返済に消えていったんだと思います。悲)
どちらも資金の援助が受けられる制度ですが末尾が『補助金』『給付金』と異なっていますね。
さらに『助成金』という名前も耳にしたことがあると思います。
これらの違いを今回はまとめてみたいと思います。
『給付金』とは?
主に緊急事態の際に支給されるのが『給付金』です。特徴として、昨年支給された『特別定額給付金』のように法人や個人事業主だけでなく一般国民にも支給されることがあります。多くは経済的に困窮した人への救済措置という目的で支給されます。要件を満たせば、基本的に全ての方が受け取ることが可能です。
『補助金』とは?
経済産業省の管掌で行われるのが『補助金』です。申請要件以外に厳しい審査を設け、給付対象者を絞っています。また補助金の総額は予算で決まっているため、予算がなくなり次第終了となります。申請から書類作成〜審査〜交付と手続きが長く、さらに支給後の報告を義務付けられている場合もあり、交付まで時間がかかるのが特徴です。原則後払いで、支給額は他の支援策と比べると多めで種類も豊富です。
『助成金』とは?
主に厚生労働省が雇用増加や人材育成のために実施しているのが『助成金』です。業種や社員数などの条件を満たしていればほぼ支給されるため、『補助金』と比べると難易度は低いです。ただし厚生労働省管轄下であることから、事業者の雇用保険の加入・雇用関係・労働時間等については厳しくチェックされます。支給は後払いが基本で、雇用実績を申告してから給付を受けるのが一般的です。
似たような名前でややこしいですが管轄や目的が全然違うことがお分かりいただけたでしょうか?
いざ調べてみると自分でも知らなかったことだらけでした笑
さて、ヒラマ写真製版ではこうした制度の手続き・申請のサポートも行なっております。
『申請の仕方が分からない』という方はもちろん、『どんな制度があるのか分からない』『自社で活用できる制度があるか知りたい』という方も大歓迎!
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